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参議院一人区


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参議院一人区(さんぎいんいちにんく)は、日本の参議院議員通常選挙における定数2人、改選数1人の選挙区

概説


改選議席が1人のため、小選挙区的要素を持つ。二大政党制に近づくと、一人区は第一与党と第一野党の二政党で争われることが多くなる。大政党にとっては、自党候補が一人区で当選することは対立党候補の落選につながる。参議院選挙では地方区選挙における一人区の数が多いことから、一人区の勝敗が選挙全体の鍵を握るとされている。1989年参院選の社会党のマドンナ旋風や2007年の民主党の民主旋風などが起こると、選挙結果で参議院与野党逆転(ねじれ国会)になることもある。参議院選挙の地方区は都道府県単位で区分されており、一人区は人口が少ない都道府県の選挙区に置かれるため、一人区は、地方と呼ばれるような地域に多く置かれている。政令指定都市のある参議院一人区では現在は2009年4月以降の岡山県だけである(過去には1989年・1992年における宮城県があった)。また地方区議員定数の関係から一票の格差の問題が発生し、参議院選挙地方区制は都会よりも地方の意見が反映されやすい状況に拍車をかけている。

参議院議員通常選挙が行われる年に補欠選挙を行うべき事由が生じた場合は、定数2人の選挙区では6年任期の議員と3年任期の議員の当選枠が二人の選挙区となるため、選挙時においては厳密には一人区にならない。また複数人区における補欠選挙で1人選出することになった選挙区については、補欠選挙が特別な事情によって発生したため一人区とは呼ばれない。

1947年の参院選では半数改選ではなく全員選出の選挙のため、最低選出選挙区は二人区(1位が6年任期で、2位が3年任期)であり、一人区は存在しなかった。最初の一人区は1947年8月11日に投票日となった滋賀県選挙区の補欠選挙(3年任期なので、1950年までの任期)である。

通常選挙としては1950年の参院選から一人区が始まっている。

通常選挙での2010年までの現在の連勝記録は民主党公認では岩手・山梨・三重・滋賀・奈良・岡山の3連勝、次いで高知の2連勝であり、自民党公認では福井の7連勝、次いで和歌山・山口・一人区になってからの鹿児島の4連勝、次いで一人区になってからの群馬の2連勝である。

現時点で議席を独占しているのは民主党では岩手・山梨・三重・滋賀・奈良・岡山・高知の7県であり、自民党では群馬・福井・和歌山・山口・鹿児島の5県である。また、2013年改選が自民党、2016年改選が民主党となっているのは大分の1県だけである。

参議院一人区の例


現在の参議院一人区







かつての参議院一人区

過去の参議院一人区での勝敗

|-
|22||2010年||8||21||29||
過去の参議院一人区での勝敗
2 1950年
3 1953年
4 1956年
5 1959年
6 1962年
7 1965年
8 1968年
9 1971年 沖縄が1人区として追加
10 1974年
11 1977年
12 1980年
13 1983年
14 1986年
15 1989年
16 1992年
17 1995年 宮城と岐阜が1人区から2人区へ
18 1998年
19 2001年 岡山と熊本と鹿児島が2人区から1人区へ
20 2004年
21 2007年 群馬と栃木が2人区から1人区へ

関連項目


さんきいんいちにんく
*いちにんく



出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』