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登米市


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登米市(とめし)は、宮城県北部、岩手県との県境にあるである。

概要


宮城県の北部に位置し、栗原市本吉郡の間にあり、岩手県と境を接する。古くから米の名産地として知られる市である。冬には伊豆沼・内沼、市内中心部を流れる迫川などに多くの渡り鳥が飛来する。市名の読みは登米市(とめし)であるが、市内の登米町は(とよままち)と読む。世帯数 26,091世帯。(2004年2月28日

地理


仙台市から北方へ70Km。市内はほぼ平野地で、広大な平野に田園地帯が広がっている。水郷地帯でもあり、冬季には多くの渡り鳥が訪れる。市内東部は北上山地に接しており、林業が行われている。


  • 河川


* 北上川









  • 湖沼


* 伊豆沼








気候


米山のアメダスによると、年平均気温は11.0℃、年間平均降水量は1063.9mmである。冬季の降水量が少ない典型的な太平洋側気候である。冬季の冷え込みは仙台市よりもずっと厳しく零下10度~15度になることもある。米山アメダス(登米市米山)観測1979年から2000年までの平均
気象庁(米山の平年値)

|-
| style="text-align: center; border-style: none none solid; background: #f0f0f0" |降水量|| style="text-align: right;" |24.4||style="text-align: right;" |36.3||style="text-align: right;" |66.1||style="text-align: right;" |93.5||style="text-align: right;" |93.0||style="text-align: right;" |118.8||style="text-align: right;" |152.5||style="text-align: right;" |134.3||style="text-align: right;" |170.5||style="text-align: right;" |97.0||style="text-align: right;" |59.9||style="text-align: right;" |22.1||style="text-align: right;" |1063.9||style="text-align: center; border-style: none none solid; background: #f0f0f0" |mm
気温 -0.5 0.1 3.2 8.9 14.4 18.1 21.5 23.5 19.3 13.3 7.1 2.3 11.0

極値(1976/11~)

|-
35.4℃ 2007年8月15日
-19.5℃ 1976年12月30日

人口



歴史


  • 奈良時代以前から、この地には「遠山(とおやま)村」という村があり、これが「登米(とよま)」の語源である。蝦夷の抵抗が根強い地域であった。
  • 1189年 奥州藤原氏滅亡。葛西三郎清重が現在の岩手県南から宮城県北上川流域を所領に封ぜられる。
  • 鎌倉~戦国時代 葛西氏一族がこの地域を領有。登米寺池城に本拠をかまえる。
  • 戦国時代末期、葛西氏は伊達氏から跡取り養子を迎えるなど、伊達氏と密接な関係をもった。のち、葛西領は「伊達の馬打ち」と呼ばれる“伊達氏の準領土”となった。伊達氏は葛西氏の軍事指揮権を掌握したが、徴税権は葛西氏が保持した。
  • 1590年、「東北地方の南半分を征服」した伊達政宗豊臣秀吉に服属し、秀吉の「日本統一」が達成された。秀吉の奥州仕置により葛西氏は滅亡した。
  • 1590年、葛西氏大崎氏の旧臣らが秀吉の家臣である新領主・木村吉清親子の支配に抗し葛西大崎一揆を起こした。一揆勢は木村親子の籠もる佐沼城を包囲。伊達政宗がこの一揆を扇動していたことが発覚。窮地に立たされた政宗は、秀吉の命令により「葛西大崎一揆」を鎮圧した。秀吉は政宗から先祖ゆかりの伊達郡や征服した会津地方などを没収し、その代わりに政宗に旧葛西領と旧大崎領を与えた。これにより、現在の登米市(とめし)は伊達領(本拠地:岩出山)の一部となった。
  • 1601年、仙台藩の誕生により、現在の登米市は仙台藩の一部となった。伊達政宗の部将、白石宗実の子、白石宗直は政宗から「伊達」の姓を賜り、寺池城(旧・登米町(とよまちょう))に入って登米伊達氏の祖となった。
  • 1606年、亘理定宗が政宗から「伊達」の姓を賜り伊達一門になったのに伴い、政宗の庶子、宗根(むねもと)が亘理家を相続し、現在の栗原市の高清水城(旧・高清水町)城主となった(高清水亘理氏)。のち亘理宗根は現在の登米市の佐沼城(旧・迫町)へ居城を移し、「佐沼亘理氏」の祖となった。
  • 1663年 寺池館主伊達式部宗倫と涌谷館主伊達安芸宗重との間に所領争い有り。後の寛文事件伊達騒動)の火種となる。
  • 1868年 戊辰戦争の敗北による仙台藩の大幅減封(62万石→28万石)により、登米郡は土浦藩取締地を経て涌谷県となる(のち登米県一関県水沢県磐井県と変遷)。
  • 1876年 宮城県に編入。旧仙台藩領が「仙台県」にならずに「宮城県」と改められたのは、明治新政府が仙台藩の雄藩のイメージを抹殺したためだといわれている。
  • 2005年(平成17年)4月1日 登米郡8町(迫町登米町南方町東和町中田町豊里町米山町石越町)と本吉郡津山町が合併。「登米(とめ)郡」の郡名からとって「登米(とめ)市」となった。

行政


登米市役所本庁舎

市内迫町佐沼中江にある旧迫町役場を登米市役所本庁舎兼迫総合支所とし、残りの旧町の役場を総合支所として利用している。市内迫町佐沼地区には登米市地方を管轄する国・県の出先機関が多く立地しており、宮城県の登米合同庁舎が置かれている。

行政課題としては、市内人口の多くを占める高齢者対策、登米市立佐沼病院に象徴される医療対策、産業の活性化策及び観光の振興策が主なものとしてある。

警察


  • 佐沼警察署(迫町、中田町、米山町、南方町、石越町を管轄)
    • 石越町は合併新市発足により若柳警察署から移管された
  • 登米警察署(登米町、東和町、豊里町、津山町を管轄)

登米市にある警察資料館には実際に宮城県警察が使用していたC210型のパトカーが展示されており、現存する警らパトカーとしては最も古いというものがある。

経済


産業人口: 約20%が第一次産業、約35%が第二次産業、約45%が第三次産業に従事。

第一次産業


第二次産業


第三次産業


  • 市街地・商業地区は佐沼地区を中心に形成されている。

郵便


  • 佐沼郵便局郵便事業佐沼支店併設)
  • 石越郵便局
  • 石森郵便局
  • 津山郵便局
  • 登米郵便局
  • 新田郵便局
  • 南方郵便局
  • 米川郵便局
  • 米山郵便局

教育

高等学校








中学校



  • 登米市立佐沼中学校
  • 登米市立新田中学校



  • 登米市立登米中学校
  • 登米市立東和中学校



  • 登米市立中田中学校
  • 登米市立豊里中学校



  • 登米市立米山中学校
  • 登米市立石越中学校



  • 登米市立南方中学校
  • 登米市立津山中学校


小学校

迫地区



  • 登米市立佐沼小学校
  • 登米市立新田小学校



  • 登米市立北方小学校
  • 登米市立森小学校



※森小は平成22年度に佐沼小と統合される。

登米地区


  • 登米市立登米小学校

東和地区



  • 登米市立米谷小学校



  • 登米市立錦織小学校



  • 登米市立米川小学校


中田地区



  • 登米市立石森小学校
  • 登米市立加賀野小学校



  • 登米市立浅水小学校
  • 登米市立宝江小学校



  • 登米市立上沼小学校


豊里地区


  • 登米市立豊里小学校

米山地区



  • 登米市立中津山小学校



  • 登米市立米岡小学校



  • 登米市立米山東小学校


石越地区


  • 登米市立石越小学校

南方地区



  • 登米市立南方小学校



  • 登米市立西郷小学校



  • 登米市立東郷小学校


津山地区



  • 登米市立柳津小学校



  • 登米市立横山小学校


交通

鉄道路線


瀬峰~佐沼~登米間に開設されていた仙北鉄道登米線は1968年に廃止され、石越細倉マインパーク前栗原市)との間を結んでいたくりはら田園鉄道線もをもって廃止された。

  • 東日本旅客鉄道
  • 県庁所在地からの連絡
    • 仙台駅から、新幹線でくりこま高原駅まで約30分、在来線で瀬峰駅、新田駅、石越駅まで約1時間。
  • 広範囲な連絡
    • 東京駅から、新幹線でくりこま高原駅まで約2時間。
  • 駅からの連絡
    • 市民バス:瀬峰駅、石越駅から市内各所へ。運賃は100円均一。運行本数が限られているので時刻を確かめる必要がある。
    • くりこま高原駅から佐沼地区まで、タクシーでおよそ30分。料金は4000円程度。

路線バス


道路

高速道路


一般国道












高速バス


県道


  • 主要地方道


* 宮城県道1号古川佐沼線
* 宮城県道4号中田栗駒線
* 宮城県道15号古川登米線







  • 一般県道


* 宮城県道172号志津川登米線
* 宮城県道177号新田若柳線
* 宮城県道・岩手県道184号石越停車場白崖線
* 宮城県道・岩手県道188号綱木黄海線
* 宮城県道・岩手県道189号東和薄衣線
* 宮城県道・岩手県道190号石森永井線
* 宮城県道198号新田米山線
* 宮城県道199号米山迫線




運転代行


登米市の佐沼地区は飲食店の多い地域である。登米市内各所から飲食客が佐沼地区へ集まるが、公共交通機関よりも自家用車に交通手段を依存している登米市では、利便性の高い交通手段は自家用車の他に無く、特に夜は交通の手段が限られている。そのため運転代行が夜の市民の足として用いられている。

登米市の運転代行業者は合同で「運転代行プール」を佐沼地区市街地に設置しており、運転代行の利便性向上と、飲酒運転根絶のために飲食店が協賛して運転代行の割引や協賛店舗の特典などを付帯した「乗っちゃイヤ券」を発行している。

船舶


古くは北上川の舟運で栄えたが、現在では桜の季節に観光船が走る程度である。

観光

名所・旧跡


教育資料館
水沢県庁記念館
旧登米町周辺には明治時代の建造物が多く、「みやぎの明治村」と呼ばれている。




  • 水沢県庁記念館(旧水沢県庁庁舎)
  • 武家屋敷 春蘭亭






自然・名勝







  • 平筒沼公園



  • 長沼フートピア公園
    • 長沼ボート場(日本ボート協会A級コース 全日本社会人選手権大会会場)

観光スポット








出身有名人


















市外局番


市内の大部分は0220(迫MA)だが、旧石越町および旧迫町新田地区の一部が0228(築館MA)、旧豊里町と旧津山町が0225(石巻MA)である。市外局番統一の話は今のところ話題にものぼらないが、仮に市外局番統一を進めるとなると旧石越町では市内局番を変更する必要がある(石越町の市内局番は34番で旧中田町で中心的に使われている局番と同じ)上、旧豊里町は旧桃生町(現・石巻市)と同じ交換局(電電公社時代の寺崎電報電話局が前身)のため、簡単には変更できないものと思われる。

脚注

関連項目




宮城県の市町村
*



出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』